2026/10/12 09:00

「ヴィーガンレザーは環境にやさしい」

そんなイメージを持っている方もいるかもしれません。

一方で、「ヴィーガンレザーは結局プラスチックなのでは?」という疑問もよく聞かれます。

結論からいうと、ヴィーガンレザーは一つの素材の名称ではありません。

動物の皮革を使用していない、さまざまな素材を広く指す言葉として使われています。

ヴィーガンレザーにもさまざまな種類がある

従来から広く使われている合成皮革には、ポリウレタン(PU)やPVCなどの合成樹脂が使用されるものがあります。

これらも動物の皮を使用していないため、「ヴィーガンレザー」と呼ばれる場合があります。

一方、近年では、植物や農業副産物、微生物由来の素材などを活用した新しいバイオマテリアルも登場しています。

ただし、「植物由来」「ヴィーガン」と書かれていても、素材の組成や製造方法は製品ごとに異なります。

名前だけで判断せず、実際に何から作られているのかを確認することが重要です。

never leatherが使用している素材は?

never leatherでは、南インドで開発されているMalaiのバイオマテリアルを使用しています。

Malaiは、ココナッツ加工の際に生じるココナッツウォーターを、バクテリアセルロースを生成するための培地として活用しています。

生成されたバクテリアセルロースに、バナナの茎、麻、サイザルなどの天然繊維や天然由来の材料を組み合わせ、シート状の素材へと仕上げています。

Malaiは公式サイトで、自社素材を「bio-based」「biodegradable」「non-toxic」「vegan」と説明しています。

「ヴィーガン」という言葉だけで選ばない

素材を選ぶときには、

何からできているのか。
どこで作られているのか。
どのような製造方法なのか。
使い終えた後にどうなるのか。

こうした背景まで見ることで、その製品についてより深く知ることができます。

「ヴィーガンだから環境にやさしい」
「植物由来だからプラスチックを一切使っていない」

と単純に判断するのではなく、一つひとつの素材の特徴を確認することが大切です。

never leatherでは、素材の背景を知ることも、ものを選ぶ楽しさの一つだと考えています。

新しい素材は、選択肢を増やすもの

本革か、合成皮革か。

これまで素材選びは、この二択で語られることが多くありました。

しかし現在は、バクテリアセルロースや菌糸、植物の副産物などを活用した新しい素材の開発が進んでいます。

never leatherが目指しているのも、「これだけが正解」と主張することではありません。

素材について知り、自分の価値観や用途に合ったものを選べる。

そのための選択肢を一つ増やすことです。

FAQ

ヴィーガンレザーはすべてプラスチックですか?
いいえ。ヴィーガンレザーは、動物由来の皮革を使用しない素材を広く指す言葉として使われています。PUやPVCを使う合成皮革もあれば、植物や微生物由来の素材を活用したものもあります。

植物由来ならプラスチックを使っていないのですか?
必ずしもそうとは限りません。「植物由来」という表示だけでは素材全体の組成は判断できないため、個別に確認する必要があります。

never leatherは何の素材を使用していますか?
never leatherでは、ココナッツウォーターを培地として生成したバクテリアセルロースをベースに、天然繊維などを組み合わせたMalaiのバイオマテリアルを使用しています。

Malaiは革ですか?
動物の皮革ではありません。Malai自身は現在、自社素材をバクテリアセルロースをベースにしたバイオマテリアル/バイオコンポジットとして説明しています。