2025/11/19 05:02

“本革じゃなくても、長く使えて気持ちのいい素材ってあるのかな?”

動物の革に頼らず、環境にもやさしく、
そして何より「毎日持ちたい」と思えるデザインをあきらめない。
その想いをかたちにするために、never leather は植物由来の新しい素材から生まれました。

欧米で進む「レザーの新しい選択肢」

ヨーロッパやアメリカでは今、動物性レザーだけに頼らない “サステナブル素材” への関心が高まっています。

● 1. 動物福祉(アニマル・ウェルフェア)への意識の高まり

Stella McCartney のように、動物性レザーを使用しない方針のブランドもあります。

また、ラグジュアリーブランド各社でも、代替素材の導入や実験的コレクションが増えています。

● 2. 環境負荷への配慮

畜産は温室効果ガス排出や水消費が大きく、環境面から「レザーの選び方」を見直す動きが広がっています。

その中で、植物由来レザー・バイオレザーが誕生しています。例えば、

・パイナップル葉を使用した Piñatex  

・サボテンから作る Desserto  

・きのこの菌糸体から生まれた Mylea

・完全プラスチックフリーを掲げる Mirum  

このように世界では「次世代レザー」が新しい選択肢として注目されています。

● 3. 使い捨てから「長く大切に使う」へ

環境意識の高い消費者の多くは「安くて大量生産のもの」よりも、「買って長く使えるもの」を重視する傾向が強くなっています。

小さくても上質なものを選び、自分のライフスタイルに馴染ませていく。
そんな価値観の変化が、植物由来レザーの人気を後押ししています。


never leatherのこだわり

そんな中、never leather が選んだ素材は、ココナッツレザー
インドで廃棄予定だったココナッツウォーターを活かして作られる、やさしい新素材です。

● 捨てられるはずの素材に、もう一度命を吹き込む

ココナッツレザーは、ココナッツ由来の成分を”発酵”させてつくる植物ベースの素材です。
微生物の力でシート状に育てたあと、乾燥や仕上げ加工を行い、
しなやかなレザー調の質感に仕上がります。

動物性成分を使わず、植物の特性を生かした素材として、
海外のサステナブル素材の展示会などでも数多く紹介されています。

● 動物性成分・有害化学薬品は一切、不使用。

動物の革を使わない、というだけではなく、
製造工程でも環境に負担をかけないように配慮しています。
仕上がりの色合いや質感は、ナチュラルで落ち着きがあります。

● 職人が一点一点ていねいに仕上げる

素材は南インドの小規模工房で一枚一枚手作りされています。そして、プロダクトも“人の手”が仕上げるもの。裁断・縫製の細部まで、日本の熟練の職人が丁寧に作り上げています。

毎日使うものだからこそ、自分のライフスタイルを選ぶことにもつながります。

・地球にちょっとやさしい
・動物にもやさしい
・自分にも気持ちよい

そんな選択ができたら素敵ですね。

never leatherは、そんな“やさしい選択”のきっかけになりたいと願っています。ここまでお読みいただき、どうもありがとうございました。


※ 本文中の「レザー」という表現は、動物性の本革ではなく、植物由来素材や菌糸体を原料とした代替素材を総称して使用しています。